PFI事業

酒部建設は、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、 経営能力及び技術的能力を活用して行う PFI事業(※1)にも力を入れています

“地産地消”型PFI事業のパイオニアとして

日本全国で導入が進んでいるPFI事業(※1)に代表企業として携わっていることも酒部建設の特徴です。
岡崎市のPFI事業の多くに携わっている酒部建設についてご説明します。
※1 Private-Finance-Initiative(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)

PFI事業

PFI事業とは。参入の経緯

PFI事業とは。参入の経緯 PFI事業とは、民間の資金やノウハウを活用して、公共施設などの設計、建設、改修や維持管理、運営を行う公共事業の手法です。地方自治体が直接行なうより、低価格かつ良質な公共サービスが提供できると期待されています。岡崎市では「岡崎げんき館」が最初のPFI事業になります。
これまでは、大手ゼネコンが代表企業を務めるケースがほとんどで、弊社のような地元の企業が代表企業となる例は多くありませんでした。PFI事業は建設以外にも様々な知識と経験が必要で、一般的には投資回収期間が長期にわたることから、リスクを負担できるなど力のある企業に限られるためです。
岡崎市はPFI事業の地産地消実現を目指し、地元企業が参入しやすい環境整備に取り組んできました。地域貢献の理念を掲げる酒部建設は、その岡崎市の熱意に共感し、参画する決断をしました。

これまでに取り組んだPFI事業について

2012年の「男川浄水場更新事業」で初めてPFI事業に参入しました。次に「岡崎市火葬場整備事業」にも挑戦しましたが、これは受注することが叶いませんでした。しかし失敗の中で、大手ゼネコンが持つPFI事業の知見を多く学ぶことができました。
そして、蓄積してきた経験を生かし、初めて代表企業として受注したのが「岡崎市こども発達センター等整備運営事業」です。十数年に及ぶ弊社の努力が実を結び、地元企業が代表企業を担うPFI事業のパイオニアとして新たな可能性の一翼(いちよく)を担いました。
さらに「龍北総合運動場整備事業」も受注。設計、建設、費用など全項目で高評価をいただき、「岡崎市こども発達センター等整備運営事業」に続き代表企業として2つ目の事業となります。地元建設業界を支えるリーディングカンパニーとして、岡崎市の発展に貢献すべく新たな街づくりに挑戦しています。

子ども発達センター
子ども発達センター(2015年)

PFI事業の流れについて

どの事業もおおよそ同じ流れですが、まずは行政から「参加資格要件」と施設に対する要望が明記された「要求水準書」が公表されます。約4ヶ月後に提案書と応札金額を提出。それから1.5〜2ヶ月後に、書面だけでは分からない箇所への質疑応答や審査員へ我々の思いを伝えるプレゼンテーションの場が設けられます。優先交渉権者及び次点の企業が決まるのはプレゼンからおよそ半月後。契約内容の確認などを経て、遅くとも半年以内に正式な契約を結びます。
優先交渉権者になると、自治体との契約母体となる「SPC(特定目的会社)」を設立します。SPCは設計、施工、維持管理、運営を行なう各企業と業務委託契約を締結し、事業を進めていきます。
「子ども発達センター」の場合は、2015年6月19日に契約、2016年の1月に工事がスタートしました。第1期の新築部分に関しては2017年の3月に竣工。4月1日から供用開始となりました。第2期の工事は2017年の5月から始まり2018年3月末で終了、4月から供用開始予定です。さらに第3期の改修工事が2018年5月から2019年の2月の期間で行なわれます。トータル4年間をかけて施設整備を進め、15年後の2034年の3月末まで建物の維持管理・運営を行ないます。

PFI事業の流れ
PFI事業

PFI事業における代表企業の役割とは

代表企業の最も重要な役割は、設計、施工、維持管理、運営の各企業を取りまとめることです。会議で出た各社の提案の整合性を図ったり、無駄を省くことでコストダウンを実現する調整役を担います。
例えば、警備については維持管理会社、建物の開場・施錠は運営会社が担当することが多いのですが、警備をする人と開場・施錠する人を一人ずつ置くのではなく、警備員が開場・施錠をすることでコストを抑えることも可能です。また、施工や維持管理のし易さ・し難さを設計会社に伝えることで、施工や管理運営における効率化を図ることもできます。

PFI事業の魅力とは

これまでの公共事業は、決まった設計のもとに建設部分だけを請け負うケースが大半でした。しかしより良いものを作るためには、目的意識を持って設計から携わりたいというのが我々建設会社の本音です。様々なノウハウを持った企業とひとつのチームになり、それぞれのアイデアを集約した施設を提供できるのは魅力ですね。
また、私たちも岡崎市民なので、エンドユーザと同じ目線で、1年、5年、10年後にどのように活用されているかをイメージしながら、設計から運営まで携わることは本当におもしろい。それこそが建築の魅力だと思いますし、「思いを形にしたい」という私たちの夢が、PFI事業を通して今まさに実現できていることに喜びを感じています。

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